2021.10.12〜11.1【セミナー】今からはじめる!タブレット体験会 〜タブレットで趣味の幅広げませんか〜
高年齢者向け 第2回〜第4回 人材育成セミナー
今からはじめる!タブレット体験会
〜タブレットで趣味の幅広げませんか〜
お一人おひとりの進み具合に合わせます
一斉授業と異なり、お一人おひとりのペースに合わせ、わからないところがあれば丁寧に何度でもご指導させていただきます
体験がない方もサポートします
初めての方も大丈夫!電源の入れ方から操作方法を説明します
日時(3回ともご参加いただける方のみとさせていただきます):
第1回10月12日(火)13:30〜15:00
第2回10月21日(木)13:30〜15:00
第3回11月1日(月)13:30〜15:00
講師:名古屋大学未来社会創造機構教員の皆さん
会場:幸田町シニア・シルバー世代サポートセンター
愛知県幸田町大字坂崎字道坂27-1
受講料:無料
お申し込み・お問い合わせはお電話にて
TEL:0564-73-0050
幸田町シニア・シルバー世代サポートセンター
(幸田町シニア・シルバー世代サポート推進協議会事務局)
愛知県額田郡幸田町大字坂崎字道坂27-1
業務時間:月曜日から金曜日 午前8時30分〜午後5時15分(土日祝日休み)
さわってみたら思っていた以上に楽しい
10月12日 第1回
どんな情報を得るにもネットが便利という時代になりました。シニアやシルバーに限らず、日本人の情報リテラシーは低いと言われる中、まずはネットで調べて新たな知識を得たり、懐かしいお宝映像を発見したり、家族とのコミュニケーションが楽しくなったりする体験をしていただこうというのが今回のセミナーの狙いです。
名古屋大学の中村俊之特任准教授はじめ同大学から7人の教員の皆さんが講師です。一人1台のタブレット端末を用意し、初めてタブレットやスマートフォンに触れる方という想定で、電源を入れるところから丁寧にご指導いただきました。3回連続講座でタブレットの基本操作の習得を目指します。
操作の体験では、日本語入力、ネット検索、動画SNS、写真撮影、脳トレゲームなどに挑戦しました。当初はおっかなびっくりだった参加者も、徐々に操作に慣れてくると、楽しくなってきたようです。動画サイトでご自分の興味のあるジャンルを検索し、思うような映像にたどり着くと「おー!」と歓声が上がります。
タブレットが使えるようになったら「植物の名前を調べたい」「孫と写真のやりとりをしたい」「老人会の連絡に使いたい」とイメージがふくらみます。セミナー終了後、次回までタブレットは全機個人に貸し出され、「素敵な写真を撮ってくること」と課題が出されました。さて次回の写真コンテストはどうなることでしょう、楽しみです。
10月21日 第2回
高年齢者にこそ、将来のために必要なスキル
第2回目は、検索の方法から。前回のセミナーの様子が当センターのホームページに掲載されているので、タブレットから探してみました。検索に慣れると、動画サイトや地図アプリで、欲しい情報を手に入れやすくなります。ご自分が写っている写真が表示された時には驚かれた方もいらっしゃることでしょう。
前回出された課題は、使い方を学んだカメラアプリで「素敵な写真を撮ってくること」でした。撮った写真の中からお気に入りの数枚を選び、ネット経由で「写真展に出品する」という体験をしていただきました。一人ひとりに解説をお願いして、参加者からは「いろいろな作品が見られてよかった」という声も出ていました。
続いて、高年齢者が今後新たな行政サービス、たとえば自家用車を運転できない方向けの送迎サービスを受けるのに、PCやタブレット端末が利用できると大変便利なことが、幸田町役場職員から説明されました。
そこでタブレット上から利用予約を入れてみる、という体験をしました。操作がわからないときにも「講師の方がそばにいてくれて、安心して使えました」(参加者の声)とのことで、次回はコミュニティーライドの実演も行う予定です。
11月1日 第3回
地域とつながりが持てそう
今回は地図アプリの使い方、メールの使い方、それぞれが撮りためた写真で品評会を行いました。地図アプリでは、目的地を探すだけでなく、ルートを調べたり、旅行気分でご当地グルメを探したり。みなさん操作に慣れてきたのか、ワイワイガヤガヤ楽しい雰囲気になりました。
前回解説があった「坂崎コミュニティライド」は、地域の住民がドライバーとなり、自家用車や免許を持たない方々の送迎サポートができないかという現在進行中のプロジェクトです。今回のセミナー実施に当たり、テスト送迎が行われましたが、当日体験された参加者からは「免許証を安心して返納できそう」「運転できない人の役に立つと思う」「雨天時が心配」「狭い路地に入っていただくのは申し訳ない」といった感想が聞かれました。
今回、3週間連続でセミナーの参加者の皆さんには、タブレットの操作に慣れていただいたわけですが、「タブレットやスマートフォンが欲しくなった」「タブレットは大画面なのがいい」「スマホデビューします」「地域とつながりが持てそう」などなど、おおむね好印象でした。
すでにスマートフォンをお使いの方も「電話機と同じ使い方しかしていなかった」そうですが、今後行政サービスなどを受ける際には、高年齢者と言えどもネットの利用がネックになりそうです。坂崎コミュニティライドの研究を進める名古屋大学さんには、今回の声を反映した使いやすいシステムの開発を期待したいですね。