ボランティア情報

28家族111人が参加して、筆柿の手入れを実施・「こうた筆柿応援隊」第1回イベント報告レポート

筆柿は江戸時代に栽培が始まったとされる幸田町の特産品ですが、近年農家の高齢化や後継者難から耕作の継続が難しくなってしまっている農家さんもあります。「こうた筆柿応援隊」の活動は、幸田町から委託を受け、何年も放置された70本以上の筆柿の木の畑で、筆柿の栽培体験を通じて、他の業界や若年層の方に農業に関心を持っていただいたり、幸田町特産の筆柿を知ってもらい、理解を深めていただくのが狙いです。

昨年度に引き続き本年度2年目となる「こうた筆柿応援隊」の活動には32家族127人の参加希望がありました。
今年度初回となる今回の栽培作業には、28家族111人が参加して、各ファミリーに担当していただく筆柿の木に名札を作ってぶら下げるとともに、木についた苔落とし、雑草刈り、摘蕾(てきらい)を行いました。

この日の手入れ作業の指導について、活動する筆柿畑の日常メンテナンスを委託しているエヌエスHATAKEカンパニーの鈴木貴裕さん(幸田町在住)より手入れの説明を次の通りしていただきました。
・木に付いている苔自体には直接害はないが、保湿による腐食や害虫の発生が考えられるので取り除く。
・周辺の雑草を放置しておくと害虫の住家になってしまうので取り除く。
・雄花と雌花がたくさんついているが、栄養が分散して味が落ちないよう果実数と葉数のバランスを考えて不要な蕾(つぼみ)や枝を切り落とす。

作業中は曇りで涼しく、作業にぴったりの日和でした。小さなお子さんと三世代で楽しむ方もいらっしゃれば、ひとり黙々と作業に打ち込み「やり残したので、また来ます」とおっしゃる方もいました。

筆柿の木の手入れ作業に先立ち、応援隊参加の子どもたちが隣接地にさつまいもの苗150本を植えました。秋の筆柿収穫時には芋掘りもできるようになり、土に親しんでいただくこともできます。昨年も「すごく美味しいさつまいもだったと」と大好評でしたので、楽しみです。

次回の手入れ作業は7月3日に摘果(てきか:甘みを増すために不要な実を落とす)作業および、すでに栽培中のじゃがいも堀りをする予定です。

主催:幸田町シニア・シルバー世代サポートセンター
協力:JAあいち三河柿部会、愛知県西三河農業普及指導センター、株式会社エヌエスHATAKEカンパニー、幸田町産業振興課

 

 

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