セミナー情報

2023.12.05【セミナー】事業主として55歳からの働き方、 生き方を考える

厚生労働省生涯現役地域づくり環境整備事業 第1回 事業主向けセミナー

事業主として55歳からの働き方、 生き方を考える
個人のニーズは?組織はどう応える必要があるのか?

2023年12月5日(火)13:30〜15:00

長期的に人材不足が避けられない中で、国が盛んに推し進めるリスキリングで本当に自社の課題は解決するのだろうか。
また長くなったシニア時代を生きる個人は、これからも組織にキャリアをゆだねていくのがよいのだろうか。
参加される皆さんが考えるきっかけとなるような、話題を提供したいと思います。

・自社にとってシニア人材はどんな存在なのか
・リスキリング、個人にとって、組織にとってどう考えればよいのか
・どう課題を整理して向き合えばよいのか

■講師:柴田朋子 JUNO代表
国家資格キャリアコンサルタント
米国CCE,inc.認定GCDF-Japan キャリアカウンセラー

1984年、南山大学卒業後、株式会社リクルート入社。就職情報誌の営業、企画、編集を担当。「とらばーゆ」東海版編集チーフ。
2000年4月、瀬戸市役所へ転職。在職した13年間に広報、国際交流、生涯学習、税務、商店街活性化、道の駅新設プロモーション、雇用対策、キャリア教育など担当。
2013年3月、瀬戸市役所退職後、JUNO開業。
2015年3月金城学院大学大学院博士課程前期卒業(人間発達学)、愛知工科大学 非常勤講師(2018年まで)

■受講料:無料
■会場:幸田南部まちづくり交流拠点施設(やまびこ館)
幸田町大字逆川字大坪143番地2

◎参加申し込みは下のボタンをクリック

お問い合わせはお電話にて TEL:0564-73-0050

幸田町シニア・シルバー世代サポートセンター
(幸田町生涯現役推進協議会事務局)
愛知県額田郡幸田町大字坂崎字道坂27-1
業務時間:月曜日から金曜日 午前8時30分〜午後5時15分(土日祝日休み)

セミナーレポート(報告)

個人差を踏まえ、適材適所の職場づくりを

人口が減少に転じ、人手確保が難しくなっている中で、改めてシニア社員に対する働き方・生き方を考えようというのが今回のセミナーのテーマです。講師にはJUNOのキャリアコンサルタント代表の柴田朋子さんを招き、地元に立地する事業所の皆さんとご一緒に考える機会としました。

柴田さんは「定年後の働き方については、坂道を下りていく、もっと活躍したい、夢を叶える、ずっと現役、といった考え方の型があり、会社を去るにしても残るにしても、お互いが良い関係でいられるような指導をしたい」として、各タイプにそれぞれどんな道筋を示したり、アドバイスをすれば良いのかを解説してくれました。

「とりわけ多いのが、ずっと現役を志向する人だが、自分の能力に対する認識と、周囲の認識とにギャップがある場合、会社はどんな能力を求めたいのかを提示し、リスキリングの機会を提供したい」と、国の助成策や、幅広い学びの機会が用意されていることなどを紹介しました。人口減少時代に入り、人手不足が常態化しているなか(中部経済連合会の調査では企業の六割が人手不足を感じているそうです)、企業にとって『適材適所』『新たな就労』『ミドル・シニア活用』は、企業規模を問わず喫緊の課題と言えるかもしれません。

「キャリア形成には、ご本人がどうしたいのかを外して考えることはできない。ミドル・シニア層は会社が求めることに応える、ということだけをやってきた、という依存的な人も多い。本人の要望には個人差があるので、それに沿った意味づけをしていただきたい」と、企業の姿勢についても触れました。

セミナー後は参加者同士が自社の現状や気づきをシェアしたり、情報交換を行いました。参加者からは「70代の父は定年後も中小企業で働いていたが、仕事に向き合う姿勢は誰よりも熱かった」「私自身が生涯現役を実践できていることがありがたい」「近く定年を迎える社員との面談に早速取り入れてみたい」などの感想が聞かれました。当センターとしても、ご本人の希望を的確に聞き取り、新たな就労をご提案できる場にしなければと、改めて思いを強くしました。

幸田町生涯現役推進協議会 幸田町生涯現役推進協議会
事務局 幸田町シニア・シルバー世代サポートセンター(略称:幸田SSS)

TEL (0564)73-0050FAX (0564)73-0051

事務局開業時間月曜日〜金曜日 8:30〜17:15(土日祝日、12月29日から1月3日はお休み)

事務局
〒444-0123
愛知県額田郡幸田町大字上六栗字堀合41番地1 幸田町高齢者ふれあいプラザ