セミナー情報

2024.02.07【セミナー】口活をはじめよう~楽しく暮らすために~

厚生労働省生涯現役地域づくり環境整備事業
高齢者向けプロボノセミナー

口活をはじめよう ~楽しく暮らすために~

■日時:2024年2月7日(水)13:00〜14:00

■講師:藤田医科大学地域包括ケア中核センター
訪問看護ステーション幸田岡崎 管理者看護長 西村 和子(にしむら・かずこ)
1994年藤田保健衛生大学病院入職(藤田医科大学病院)。脳神経内科病棟を中心に勤務。
嚥下(えんげ:口の中のものを飲み込むこと)障害に苦しむ神経難病患者との出会いがあり、2009年日本看護協会摂食嚥下障害看護認定看護師の資格を取得。
2019年藤田医科大学地域包括中核センター訪問看護ステーションへ異動。訪問看護師として勤務を開始。
2020年藤田医科大学訪問看護ステーション幸田岡崎の管理者として幸田町へ

<講師から>
「すべての人に食べるチャンスを」をスローガンに、最期まで好きなものを口から食べることを支援してきました。
いつまでも元気に過ごすために、口を活かす「口活」を一緒に学んでみませんか?
元気に!楽しく!生きていくために必要な、「食べる」こと「栄養」についてお話させて頂きます。

■受講料:無料
■会場:幸田町老人福祉センター 幸田町深溝字一之宮2−1

◎参加申し込みは下のボタンをクリック

お問い合わせはお電話にて TEL:0564-73-0050

幸田町シニア・シルバー世代サポートセンター
(幸田町生涯現役推進協議会事務局)
愛知県額田郡幸田町大字坂崎字道坂27-1
業務時間:月曜日から金曜日 午前8時30分〜午後5時15分(土日祝日休み)

セミナーレポート(報告)

いつまで美味しく食べるために

今回は、大草地区の皆さんにお集まりいただき、藤田医科大学の地域包括ケア中核センターである訪問看護ステーション幸田岡崎の管理者であり看護長の西村和子さんを講師にお招きして『口活をはじめよう』をテーマに、『摂食』と『嚥下(えんげ)』の重要性についてお話を伺いました。西村さんは摂食嚥下障害看護認定看護師という「食べること」の専門職ですが、とてもわかりやすい解説で、参加者の皆さんから「ためになった」「いい話を聞いた」と喜んでいただけました。

『摂食』とは『食べること』、『嚥下』とは『飲み込むこと』です。空気と食べ物をほぼ同時に飲み込んでいるわけですから、私たち自身は無意識でも、筋肉は複雑な動きをしていることをリアルな動画で見せていただきました。

西村さんは「加齢により口周辺の筋肉が衰えてしまうと、食事の際の不具合だけでなく、食への興味を失ったり、外出が億劫になってしまい、体重が減少したり、フレイル(加齢に伴って心身の衰えた状態)になりやすくなります」として、普段気をつけると良いことをいくつか挙げていただきました。

食後の歯磨きや歯科の定期検診、食事の際の姿勢・一口の量・運び方に気をつけたり、テレビを見ながらの食事を避けるなどが良いそうです。さらに口腔の筋肉を鍛えたり、唾液を出すための方法も一緒に練習しました。

セミナー終了後は、「誤嚥性肺炎にならないように普段から気を付けることはありますか?」などの質問が出ました。「口の中の汚れをこまめに取ること。特に寝る前は歯磨きを忘れずに。入れ歯のお手入れも大事です。眠っている間に逆流が起きないように、お布団だと難しいかもしれませんが、病院のベッドのように頭の方を少し高くすると良いですね」とアドバイスをいただきました。

 

 

幸田町生涯現役推進協議会 幸田町生涯現役推進協議会
事務局 幸田町シニア・シルバー世代サポートセンター(略称:幸田SSS)

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